英国の華人デザイナーがロンドンファッションウィークで初の個展を開催

英国の華人デザイナー、マーサは19日、ロンドン・ファッションウィークで「氷を砕く者」という2011年春夏コレクションを発表した。英国最高規格のファッションイベントであり、世界4大ファッションショーの1つでもあるロンドンファッションウィークで、華人デザイナーによる個人作品展は初めて。

　　
現在27歳のマーサは北京出身で、2001年に英国に留学し、ロンドンファッション界の殿堂入りを果たしたセント・マーティン・カレッジで修士号を取得し、故マッキン・インターナショナル・ファッション・デザイナーの下でインターンとして働いていた。英国ファッション界の新星として、2009年に全英華人の新中国60周年を祝うために「カプセル」シリーズを創作したことがあり、赤いイブニングドレスは国内外のゲストを大いに驚かせた。

　　
マーサが19日に披露した「氷を砕く者」ファッションシリーズは、レトロなエレガンスとシュールな未来主義を融合させ、現代女性の独特な個性を十分に表現している。彼女は、中国出身のデザイナーとして、中国の要素を直接設計に活用するのではなく、「シンプル」な特徴で中国の要素の理念を体現していると述べた。

　　
ファッションショーを現場で見た英国華人参政計画の李貞駒弁護士によると、マーサは英国ファッション界で自分の才能と努力によって誇りに思う成績を収めており、より多くの若い華人が異なる分野で大胆に革新し、自分の才能を示すことを啓発したいと考えている。彼女によると、英国の華人は飲食業の仕事を中心にしてきたが、マーサのファッション界での突破は、華人の新世代が古い敷居に挑戦し続け、主流社会の中で新しい事業を開拓していることを証明しているという。